かよの「いっぽ、にほ」

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2018年 09月 03日 ( 1 )

命を守ることが本心であれば

只今9月議会の一般質問の準備真っただ中です。

今回は「(仮称)文里湾横断道路計画と防災」について取り上げます。
「あれば便利だなぁ」とは正直私も思うことがあります。でも少子高齢化で田辺市の人口は減る一方で、生産人口の減少は税収減を意味します。昨今の橋の耐用年数はおよそ100年と言われていますが、メンテナンス時には数億円を要します。国保税が高くて困る。学童保育を拡充してほしい。介護サービスを保険で利用しやすくしてほしい。などなど、税金の無駄遣いは色んな住民福祉が行き届かなくなってしまうことに繋がると考えれば、数百億円もかけてまで本当に橋は必要なのでしょうか? 

もう30年ほど前から文里湾横断道路の計画が言われていますが、建設の理由が次々と変わってきました。30年前当初の理由は「新庄の交通停滞解消」でした。高速道路の整備によって課題は解消され、3年ほど前には「救急搬送、経済発展のため」と変わりました。でもこれは「期待する」効果であって、調査報告書では数値にさえ表されていません。救急搬送に関しては、現在搬送の遅れが原因による深刻な事態はほとんどないに等しく、これでは建設理由として賛同が得られにくいと、一昨年に突如「命の道」として「防災対策として避難路・避難所とするため」と理由付けされました。いったい誰が海に向かって逃げるのでしょう…。

津波からの避難とは、津波から離れることです。県議会でもこの常識との矛盾を解消する必要があると言及され、市は「津波避難困難解消計画」を改訂し、「文里地区やその周辺に福祉事業所を利用する方々がおり、避難路、避難施設として活用することができる」としました。

しかし実際に、文里地区の福祉事業所は知的や精神障害を持つ方が多く、以前から高台移転を望んでいました。そして今回、事業所を訪ねてお話をうかがいました。事業所では日頃から避難訓練をしているそうですが、仲間の方(利用者)たちには「明日は訓練だよ」と事前に伝えただけで、そのことが気になって固まってしまうそうで、「散歩に行こう」と連れ出しているそうです。それでも目的地の高台までたどり着けるのは、ほんの一握りの利用者だけとのことでした。「仲間たちは変化への対応や危険の認知がきわめて困難です。だから『逃げる』という発想から離れたい。高台移転は緊急的課題です。」とのことでした。

「あの方たちが困っているだろうから。」と県や市は心遣いのつもりでしょうが、当事者の意向も聞かずに橋を架ける理由にするとは!本気で命を守りたいと考えているのであれば、橋を架けることではなく高台移転を実現させるべきではないでしょうか。

もう一つの質問では学校のエアコン設置計画の前倒しを求めます。
保護者の方々から頂いた「もう限界やわ。」「早く付けてもらわれへんの?」といったお声を届けるべく、今年の暑さが危険レベルであったため、エアコン設置は緊急的課題であることを訴えます。

議会傍聴は事前申告などなしにいつでもどなたでもお越し頂けます。
共産党3議員の一般質問登壇日程は下記のとおりです。

●9月7日(金)13時 
  かわさき五一 
  「民意を反映する行政について」
  「市民が求める庁舎整備について」
●9月10日(月)10時
  前田かよ
  「(仮称)文里湾横断道路整備計画における防災の位置づけについて」
  「小中学校におけるエアコン整備計画の見直しについて」
●同日11時ごろ
  久保ひろづぐ
  「求められる市庁舎整備について」

田辺市議会HPからも日程詳細をご覧頂けます。



by maekayoblog | 2018-09-03 00:10 | 議会 | Comments(0)