平成29年度決算二日目の審査に臨みました。
二日目は教育関係の審査でした。
子どもたちに豊かできめ細やかな教育を施すためには、多忙極まる教員の働き方を改善する必要があることは、文科省はじめ市の教育委員会でも認識を同じくしています。
解決の手立てとして一番重要なことは教員数を増やすことですが、これは現在の定数法が改善されなければなりません。それを求めつつ市町でできることとして、今回は私は所管事業の中で学校図書館の司書、部活動の外部指導員、スクールカウンセラーの増員の必要性を質疑しました。
市では学校図書司書を配置するようになって今で3年目、司書数は現在3人のみで、2年ごとに配置校を変えて効果検証を行っているとのことですが、配置校を変えていくことで得られる効果は、各校図書室の環境整備とのことでした。それを全市的にするにはあと6年かかり、その後の司書増員の計画についてはされていないということでした。環境整備によって子どもたちの本に親しむという効果は、6年を待たずとももう出ていることから、司書数増員にシフトチェンジすることを提起しました。
部活動の指導員やスクールカウンセラーに関しては、学校現場のから要望によって県に申請しているとのことですが、学校長や教員自身の働き方に対する意識にばらつきがあることから、過重労働解消を教育委員会として主導的に呼びかけ増員していく必要があることを訴えました。
討論では一般会計では昨年秋から実施された子ども医療費助成の課題について最大限の評価をして賛成しましたが、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計には反対しました。特別会計への反対は私一人だけでした。
数字とにらめっこの日々が続いて、質疑にもエネルギーを費やし気が張っていたので、終わると急に体が重くなったような感覚になりました。
ちょうど田辺市展が開催されていたので、書道・華道・彫刻の展覧を見に行きました。おもわず「うわぁステキ…」と感じる作品をたくさん拝見して心が癒されました。同時に田辺の文化の豊かさを改めて感じました。
夜は文教厚生員会での懇親会でした。議会では真剣勝負で議論にも熱がこもりますが、その場を離れると皆さんそれぞれの素敵な個性でお付き合いさせていただけて、有意義な飲ミュニケーションとなりました。また明日からしっかり勉強していこうと、元気を頂きました。