こんにちは。
田辺市議会議員の前田かよです。
昨年度から息子が通う小学校のPTA会長をさせて頂いています。
息子は「やめてくれ~」と言ってましたが、自分が出来る範囲でお役に立つことを背中で伝えたいな、と思っています。
昨年初めて田辺市PTA連合会の定期総会に出席して、おや?と感じたのは、「母親委員会」という名の委員会でした。
子育てのことをお話ししたり学んだりしながら母親たちが交流する、というものです。
男女共同参画社会の現代に、子育てのことで交流するのが母親限定なのに違和感を感じていました。
定期総会事前の役員引継ぎ会議で、素直にそのことを話したところ、ちょうど新役員の方々も同じように考えておられたそうで、市P連合会の中で議論していく方向になりました。
そして今日、田辺市PTA連合会定期総会で会長さんから提起され、まずは各PTAで母親委員会の在り方についてアンケートを取り、意見を伺うことになりました。
規約にもかかわることなので、意見するには勇気がいりましたが、思いを共有できる方たちがいてくださり心強く思いました。
総会後は、教育サポーターとして全国でご講演されている仲島正教先生のお話を聞きました。
演題は「あーよかったな あなたがいて ~つながりと感動 そして笑顔~」
しょっぱなから、なにわの芸人を思わせる人懐っこいお話しぶりで、すっかり惹きこまれてしまいました。
ご講演内容を一言で要約するのは難しいですが、
親や先生が子どもを信じて無償の愛をたくさんあげれば、子どもは必ず成長する、という内容でした。
ちょうど自分自身が子育てに悩んでいる最中だけに、気が付いたら涙がとまらなくて、とても大事な学びをさせて頂きました。
PTAの会長をさせて頂いているから聞けたお話ですが、会長として一人聞かせて頂くにはあまりにもったいない内容でした。
隣に座っておられた教頭先生も「皆さんにも聞いてもらえたらいいですね。」とおっしゃられていました。
講演の最後に出された宿題は、子どもや家族に「あなたがいてよかった」と伝えることでした。
家に帰ると、母の日ということで、夫と息子がカレーを作ってくれていました。
ここ数日間、家族3人で喧々諤々になっていたのですが、カレーを頂きながら意を決して「あたたちがいてくれてよかった。」というと、
夫は「そうだよ。ありがとう」と。
息子は「感謝は言わないよ」とギクッとさせられたと思ったら「ママありがと」と寄りかかってきました。
しばらくできてなかったもんね、と10秒くらいハグして、おかげで仲直りできました。
子育ては時にすごく悩みます。そして子ども一人一人が違うので、答えというものがありません。
でもそうやって悩みながら自分は親にしてもらってるんだ、とつくづく感じた一日でした。