3月13日、この日は、あれも行きたい、これも行きたい、と選択を悩みに悩んで二つのイベントに参加しました。
一つ目はカッパークで開催された重税反対集会に参加しました。
物価が上がれば年金支給額も上げるとされた上げ率が毎年下げられ、高齢者の暮らしが厳しさを増してきていると訴えられました。また一昨年夏に強行採決された安保法制に対し、世の中が平和であってこそ商売もできるんだ。政治の暴走をストップさせるために頑張ろう、とも訴えられました。
高田よしかず前県議が共産党から連帯の挨拶をしました。田辺市はここ三年ほどで積み立て金を60億円ほど増やし、積み立て合計額は約209億円。これは人口が5倍ある和歌山市に比べ1.5倍で、県下9市でも断トツの多さ。その分市職員、特に保育士の半数が非正規雇用されたりするなど、市民へのしわ寄せがいっていることを話しました。日本共産党は「ため込み金」をくらし応援に使われるよう、皆さんとともに力を合わせていく、と訴えました。
私はスピーチする予定は一切なかったのですが、司会者の方が「では前田さん、一言どうぞ!」と振られてびっくらぽん!これまでご挨拶に伺う中で、市内の商売が疲弊している、というお声をたくさん伺ったのに対し、暮らし・経済が少しでも良くなるよう「税金の集め方・使い方」を正すことを訴えるとともに、皆さんのお声を議会に届けていきたい、とお話をさせて頂きました。
その後、船橋邦子さんのお話を聞きに行きました。
多岐にわたって現政権を斬るお話をされていましたが、私が深く共感したことは、特定の人種、国、考えを排除する方に流されることなく、多様性を許容することがいま特に求められている、ということでした。戦争しようとする勢力が最初することは、国民の中に心理的に敵を作らせ、「自分たちの国を守るために、正義のために」とあおるんだそうです。北朝鮮がミサイルを打ってきたら…、中国が領土を奪ってきたら…なんて思わせる言葉や映像がメディアで報道されるようになっているのも気になるところ。私たちは巧みな情報操作に惑わされないよう、しっかり世の中の動向を見極める力を身に付けなければいけない、と改めて感じたお話でした。
最後まで居たかったのですが、息子を幼稚園に迎えねばならず、やむなく会場を後にしました。